どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
みんなはアニメやドラマ、ゲームなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」を知っているかい?例えば『らき☆すた』の舞台となった鷲宮神社や、『ガールズ&パンツァー』の茨城県大洗町などが有名だよな。
だが最近では、インバウンドも含めて大勢の観光客が一気に押し寄せたことで、マナー違反が問題視されていたり、「現地が遠すぎる」「人混みが凄くて落ち着かない」といった理由で、なかなか足を運べない人も多いんじゃないだろうか。
そんな時はこそ、VRの出番だ。実はVRChatには、実際の聖地を3Dスキャン(フォトグラメトリ等)によって精密に記録・記録したワールドが存在しているんだよ。わざわざ現地まで移動しなくても、自宅にいながら手軽に聖地巡礼が楽しめるのが嬉しいポイントだな。
というわけで今回は、アニメや漫画の舞台となった聖地をリアルに再現した3Dスキャンワールドを紹介していくぞ!
『スラムダンク』をはじめ、最近はアニメや作品をきっかけにVRChatを始めた人も増えているから、気になった場所にはぜひ一度足を運んでみてほしい。
VRで楽しむ聖地巡礼!
近年、アニメやドラマ、ゲームなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」が大きな人気を集めている。その一方で、現地の混雑やゴミのポイ捨て、騒音といった一部観光客のマナー悪化が地域問題として深刻化しているのが現状だ。そうした背景の中で今、密かに注目を集めているのが、「VR(仮想空間)を活用した聖地巡礼」である。
VRChat上には、作品の世界観を忠実に再現したワールドをはじめ、フォトグラメトリや3DGS(3D Gaussian Splatting)といった最新の3Dスキャン技術で現実の街並みを高精度に記録したワールドが多数存在する。VR技術を活用すれば、わざわざ現地まで足を運ばなくても、自宅にいながらいつでも好きなタイミングで聖地を訪れることが可能なのだ。
さらに、VRChatのインスタンス機能を活用すれば、混雑や他人の目を気にすることなく、ストレスフリーな聖地巡礼を満喫できる。過度な環境負荷や地域トラブルを発生させない、「持続可能な新しい観光のかたち」として、VRと聖地巡礼の組み合わせは極めて相性の良い取り組みと言えるだろう。
『聖地』を3Dスキャンの技術でVRワールド化
ここからは、アニメや漫画に登場した聖地を3Dスキャンで忠実に記録・再現したおすすめのワールドをいくつか紹介する。
有名な作品の舞台や名シーンのロケーション、作者ゆかりの地などをピックアップして解説していこう。
SLAM DUNK:鎌倉高校前駅の踏切


線路の向こうに美しい海が広がるこの場所は、神奈川県鎌倉市の七里ヶ浜近くに位置する江ノ島電鉄「鎌倉高校前駅」横の踏切だ。
この踏切は、高校バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK(スラムダンク)』のアニメ版オープニングシーンに登場する場所として広く知られている。世界的な知名度を誇る名作ということもあり、国内外から連日多くのファンや観光客が訪れる屈指の聖地だ。
VRChat上には、この踏切周辺を3Dスキャン技術によって精巧に立体化したワールドが存在する。制作を手がけたのは、3DスキャンやXR分野で高い実績をもつホロラボの藤原龍氏(@lileaLab)である。
Kamakura High School Railroad Crossing
対応プラットフォーム:VRChat・PCのみ
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_f42701e2-b1d9-4edb-a27f-90a627abdd2f/info
君の名は。:須賀神社 男坂


一目でそれと分かる印象的な赤い手すりの階段は、東京都新宿区四谷にある「須賀神社」の階段坂(男坂)。アニメ映画『君の名は。』のキービジュアルや、物語のラストシーンの舞台となった石段であり、今や世界的に有名な聖地として知られている。
こちらのワールドも、前述の『SLAM DUNK』の踏切ワールドと同様、ホロラボの藤原龍氏が手掛けた作品である。
Suga Jinja – Otoko-zaka
対応プラットフォーム:VRChat・PCのみ
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_2ffbd761-a9cc-4736-8b9a-2ae356482dab/info
超!かぐや姫:サンサンロード


多摩モノレール「立川北駅」付近に広がる遊歩道「サンサンロード」。2026年に一世風靡したアニメ映画『超!かぐや姫』にて、主人公のかぐやが立川シネマシティ周辺でストーキングしたシーンの舞台となった有名なスポットだ。ワールド奥には、彩葉・芦花・真実の3人が歩いていた立川北駅付近の階段も再現されている。
こちらは作中に登場するロケーションを3Dスキャン技術によって精密に記録・再現したワールドだ。制作は「Vket Real」などの3Dスキャンワールドで高い知名度を誇るPONDA氏(@PONDA_VR)が手掛けた。
超かぐや姫聖地再現 サンサンロード
対応プラットフォーム:VRChat・PC&モバイル(Android、iOS)対応
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_23adf31c-30dc-47ca-8c79-3d16e6ff5a91/info
ドカベン:古町通五番町商店街『水島新司まんがストリート』


新潟県新潟市・古町通5番町にある「水島新司まんがストリート」。ここは同市出身の漫画家・水島新司氏の代表作である『ドカベン』『野球狂の詩』『あぶさん』などのキャラクター銅像が立ち並ぶことから、通称「ドカベンロード」として親しまれている場所だ。
ワールド内では、その中から『ドカベン』の主人公・山田太郎が豪快にフルスイングする迫力のある銅像と、周辺商店街の街並みがフォトグラメトリの技術によって精巧に立体化されている。
制作を手掛けたのは、名古屋や新潟などのアーケード街をフォトグラメトリワールドを制作したワールドクリエイター・らぃむ氏(@Hyper_Mesh)である。
注意
当時、観光客がドカベンの銅像にケツバットされている写真が原因で、水島新司さんの事務所から銅像の撤去要請がされる騒動がありました。
このワールドにおいても、銅像の元となった作品のイメージを損なうような行為や撮影はやめてください。
新潟まんがストリート フォトグラメトリ
対応プラットフォーム:VRChat・PC&Quest(Android)対応
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_ac0ce2d8-92a3-4938-ab3a-eea0d3bd2e9a/info
鬼滅の刃:大川荘


福島県芦ノ牧温泉に位置する老舗旅館「大川荘」。吹き抜けのエントランスに鎮座する「浮き舞台」の幻想的な光景から、漫画『鬼滅の刃』にて三味線を奏でる鳴女(なきめ)の姿を連想する人も多いのではないだろうか。
この入り組んだ木造建築のロビー風景が、作中に登場する敵の本拠地「無限城」に似ているとSNS等で大きな話題を呼び、多くの作品ファンが聖地として足を運んでいる。
VRChat上のこのワールドでは、中央の浮き舞台をステージとして活用し、実際に歌を披露したり楽器を演奏できる環境が整えられている。パフォーマンス中の演者を誤って妨害しないよう、透明な壁(コライダー)の出現スイッチが用意されているなど、安心してイベントや演奏を楽しめる配慮が施されているのも魅力だ。
大川荘
対応プラットフォーム:VRChat・PCのみ
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_971ff150-4d17-4057-91a0-e383dc683470/info
最後に
今回は、漫画やアニメの聖地を3Dスキャン技術で記録した魅力的なワールドを紹介した。どのワールドもファンには有名なスポットであり、VRでの体験をきっかけに「いつか実際の現地にも行ってみたい」と思わせてくれるクオリティのものばかりだ。
VRChatで聖地巡礼を楽しむ際は、自分だけのお気に入りのアングルを見つけて、最高のベストショットを狙ってみよう!
ただし、いくらバーチャル空間だからといって、作品や現実のロケーションのイメージを損なうような迷惑行為・不適切なふるまいは絶対に厳禁だ。
バーチャルであっても作品や現地へのリスペクトを忘れず、節度ある行動を心がけながら、作品の世界観や雰囲気を心ゆくまで堪能してほしい。
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